アクア日記 2

移植順調

当初は45㎝水槽にも少し残そうかと思ったのですが、
結局完全移植したベレン産レッドカボンバ。

ベレン産レッドカボンバ

移植先の60㎝レギュラー水槽でも順調に生長し始めました。
どうやら移植はスムーズにいったようです。
この種は移植に失敗すると完全に生長が止まったりするので・・・。

美しい・・・

この水草を知ったのは、
ADAアクアジャーナルVol.55の「Fascination 魅惑探訪」というコーナーの一枚の写真でした。
いや、正確にはVol.47の同コーナーにて一度目にしているのですが、
その時には同じ水槽に植わっていたドワーフアンブリアに目が行って、
本種にはあまり触手は動きませんでした。
しかしながら、Vol.55に載ったその写真は、
本種の魅力がすべて詰まった一枚でした。

この水草を自分の水槽でも育てたい!
その思いから、この記事を書いている三浦達雄氏のお店、「Aqua ZooM」に向かいました。

当時のAqua ZooMは東銀座にありました。
お洒落なお店で・・・言い換えると少々入りにくいお店で(苦笑)
でもそこにある水草たちは非常に魅力的でした。
正直、三浦氏の「レイアウト」は、
当時アクアジャーナルで故 天野尚氏のレイアウトを見ていた自分には物足りないものでしたが、
個々の水草の美しさは、近隣他店よりも頭一つ抜きん出ていたように感じました。
すごく繊細に育てられていたんですよね。
照明の強さ、肥料分の量、換水頻度などが絶妙だったのでしょう。
そういう点では、「上手い」と感じました。
あれからもう15年以上経つと思いますが、
今でも頭の中に思い描く個々の水草の理想の姿が、
当時Aqua ZooM店内で見た水草の姿、
という種類がいくつかあります。

さて、念願の店舗に到着し、
店内水槽を隅から隅まで観察し、
お目当ての本種を発見する。
値段を見る。
唖然とする。
はい、1本5000円でした。。。
まぁ、当時は南米産水草のブームでもありましたし、
まだ国内導入から3~4年しか経っておらず、
取り扱っている店舗も少なかったので仕方がないのですが、
正直導入を非常に迷いました。
今でこそ金銭感覚が壊れているので(笑)
水草1本に5000円は、
種類によっては仕方がないかな、なんて思えてしまいますが、
当時はそれこそ清水の舞台から飛び降りるつもりで購入を決意しました。

当時三浦氏に頂いたアドバイスは、
「ソイル水槽で、植えたら根付くまで動かさないこと。
最初は生長が止まって黒髭コケまみれになることもあるかもしれないけど、
それでも我慢して根張りを待つ。」
ということでした。

確かに本種は移植先の環境がそれまでと大きく違うと、
ピタッと生長が止まることがあります。
それでも我慢して光を当て続けていると、
やがて底床付近の節から脇芽を出してようやく生長し始めます。
勢いが出るまで1か月以上かかることも・・・。

教えを守って我が家の水槽でも生長を始め、
ロストの心配も無くなりました。
自分が本種を購入して以降、
年を追うごとに徐々に流通量も増え、
いくつかの水草に強いショップで販売しているのを目にするようになりました。
それに伴い、販売価格も1本1000円前後で販売されていたように思います。

さて、それからさらに年月が経ち、
ここ数年は・・・というと、
全く見かけない水草になってしまいました・・・。
sonsiさん曰く、一般流通経路では絶滅しているとのこと。
思い入れのある種類だけに残念です。
懇意にしている水草に力を入れているショップがあればうちから持って行っても良いのですが、
都内近郊では、
銀座松坂屋屋上熱帯魚売り場が無くなって以降、
このタイプの水草を維持増殖して販売できるショップはほとんどなくなってしまったので、
なかなか普及は難しいでしょうね。
水草に力を入れているショップも、
そのほとんどがファームから入荷したものの大半を右から左のお店が多いですから。

この草、今現在は綺麗に育っていますが、
まだ理想の姿には届いていません。
もっと色が、ワインレッドになるんです。
あの日東銀座で見たあの姿を目指して、
これからも絶やさぬように維持管理していきます。


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