アクア日記 2

しわしわ葉

ある程度KHの高い水質を好む水草を探すと、
意外と選択肢は少ないもので、
昔から知られるものではパールグラスやニューパールグラスが有名ですが、
今回の20㎝キューブ水槽にはあえてその2種は使わずに、
別の種を模索しました。
パールグラスやニューパールグラスは、
おそらくこの水槽でも機嫌良く育ってくれるはずですが、
生長の速い水草なのであっという間に水面に到達してしまうのと、
横方向への進出も旺盛な種なので、
今回のキューバパールグラスを覆ってしまいかねない為です。
その為、生長のコントロールがしやすい種類、
生長の遅い種類を選択しました。

そこで選んだのがこの水草。

ポゴステモン ヘルフェリー レッドタイプ

ポゴステモン ヘルフェリー Pogostemon helferi

最近では従来のPOTでの入荷の他、
組織培養での入荷も見られるので入手は容易ですが、
今回は一般に流通しているタイプではなく、
レッドタイプと呼ばれる、
通常種よりもやや赤みがかるタイプを植栽。
前景のキューバパールグラスのライトグリーンと、
後景のアルアナの夕焼けの赤とをつなぐ役割をしてくれたらな、と思いまして。

このレッドタイプ、おそらく元株は、
数年前にプライベート便等で何度か入荷した現地採集株のうちのどれかの増殖株でしょう。
カンボジアから入荷したものは赤みを持っていたのを記憶していますが、
カンボジア産の増殖株かどうかは今となっては不明です。
とはいえ、色彩以外は一般に流通するグリーンタイプと差は無く、
単なる地域変異だと思われます。

ポゴステモン ヘルフェリーは新しいソイルを使えばKHが低い水質でも育ってくれます。
しかしながら、しばらくは調子良く大株に育ってくれても、
ある時から急激に調子を崩し、
一度調子を崩すとそこから同じ水槽で立て直すのは非常に難しくなります。
おそらく初期のソイルに含まれるカルシウム分を使いきってしまい、
そのタイミングで一気に調子を落としているのでしょう。
カルシウムの要求量は多いようで、
液肥など、カルシウム分を含む微量元素を通常量供給しても、
あまり状態の改善が見られません。

今回ソイルは使い古しですが、
サンゴからのカルシウム分の供給は常時行われるはずなので、
長期維持が可能なのではないかと考えています。
本種の群生は他種ではあまり見られない独特の一角を作り出してくれるので、
上手く育って、株数を増やしてくれると良いのですが・・・。


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夕焼け小焼け

最初にこの草の名前を見たとき、
正直ちょっとダサいと思ってしまいました。。。(^^;

アルアナの夕焼け

アルアナの夕焼け Rotala ramosior

確かこの草は、広島のショップ、B-HOUSEの倉津氏が国内導入した種だったと記憶しています。
入荷時には種の同定がされておらず、
最初から「アルアナの夕焼け」という名で紹介されていたと思うのですが、
その後もそのままの名称で今日まで国内維持されてきましたね。
一部で、夕焼け=サンセットということで、
「アルアナサンセット」という名称でも紹介されていることがありますが、
もうここまで来たら今後も「アルアナの夕焼け」で良いと思います。

アルアナサンセット

この種もキューバパールグラスと同じく、
やや硬度がある水質を好みます。
KH0の水質でも育つときがあるのですが、
その場合、ちょっとしたことで状態が崩れるなど、
少し不安定な印象です。
やはり、多少なりとも硬度が高いほうが太くしっかり育つでしょう。
環境が合えば生長はそれなりに早く、
画像は水上葉の状態で植栽して2日後、
すでに頭頂部は赤い水中葉に変化し始めています。
環境にもよりますが、
状態が良いとその名の通り夕焼けのような綺麗な赤い色彩に染まるので、
緑の水草の中にポイントで植えると非常に映えるでしょう。


絨毯化なるか!?

さて、前回の記事でも書いた通り、
今回のメインはこの草。

キューバパールグラス

キューバパールグラス Hemianthus callitrichoies

今回はチャームさんでブロック状の「キューブタイプSサイズ」を3個購入し植栽しました。
本当は一本一本植えたほうが良いのかもしれませんが、
今回は1ブロックを2~3個にに分割し塊のまま植栽。
植栽前にソイルの中には太さ1㎝、長さ3㎝程度のサンゴを5つ埋め込んであります。
さらに、同じサイズのサンゴをフィルター内にも4つ入れてあります。
それから、底床クリーナーを念入りにかけてしまったので、
カミハタスティックを1本、8分割して埋め込みました。

使用した水はカルキを抜いただけの水道水。
我が家の水道水はPHが7.0~7.2程度なので、
無調整でちょうど良いかな、と。
KHは現在3~4でした。
このまま維持していければ、
水質的には本種にとって何の問題も無いはずです。

ということで、新たなスタートを切ったのですが、
パウダータイプの底床が露出したことで、
フィルター(エデニックシェルト)の出水の水流で底床が掘られてしまうという事態に。
前回記事の全体画像で、前面の底床のラインが乱れているのはそれが原因です。
慌てて余っていたエーハイムのシングルタップを吸水ホースの途中に付けて、
やや水流を弱めてみました。
上手いことキューバパールが底床一面に繁茂してくれれば、
水流を弱める必要も無くなるのですが・・・。

次回はその他の水草についてご紹介予定。


総取り替え

この記事で赤い水草ばかりを集めて育てていた20㎝キューブ水槽。

20㎝キューブ水槽

正面から

その後は今回の画像のような状態でしばらく維持していたのですが、
さすがに週1メンテナンスではすぐに水面を突破する水草があったり、
クリプトコリネ“フラミンゴ”が先祖返りして普通の茶葉クリプトになって巨大化したりと、
色々と維持に限界を感じ、
しばらく放置していました。

で、先日水草をすべて抜いて、
底床クリーナーをかけて追肥し、
新たに水草を植え直してリスタートしました。

20㎝キューブ水槽

今回の目標はキューバパールグラスを繁茂させることです。

この水草、過去に育てたこともありますが、
とりあえずお試し、的な感じの栽培で、
本格的に底床一面に繁茂させるまでには至っておりませんでした。

30㎝水槽でコブラグラスの草原は達成できたので、
次はこの種かな、と。

KHをやや高めに維持していくつもりなので、
底床内とフィルター内にサンゴの欠片をいくつか仕込みました。
その為、キューバパールグラス以外の水草も、
同じような水質を好む水草を選んで植えてみました。

個々の水草については次回以降の日記で触れていきたいと思います。


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